The Copyright Law Association of Japan 著作権法学会

著作権法学会 2003年度秋季研究会


2003年度(平成15年度)秋季研究会のご報告

シンポジウムの模様

2003年 12月 13日(土),国立オリンピック記念青少年総合センター国際会議室(東京都渋谷区)において,著作権法学会 2003年度秋季研究会および総会が行われました。

今回のシンポジウムのテーマは「職務著作」という,わが国の現行法の制定(1970年)以来設けられているいわば伝統的な制度でありながら,他方近時は多数が創作行為に関わる映像作品やコンピュータ・プログラム等の制作実務において非常に重要な論点となりうるということもあって,非会員の聴講を含めて 200名余が出席しました《写真は当日のシンポジウムの報告者=左から小泉氏,上野氏,長塚氏,潮海氏,前田氏,岡氏,茶園氏=》。

なお,当日の講演および討論の内容は,来年度発行の学会誌『著作権研究』に掲載される予定です。


タイムテーブル (敬称略)

10:00
開会
[個別報告]
10:05~11:00
編集著作権の現代的意義
学習院大学助教授 横山久芳
[シンポジウム]
11:10~11:15
司会・総論
上智大学教授 小泉直樹
11:15~11:50
大陸法から見たわが国「職務著作」
成城大学専任講師 上野達弘
11:50~13:20
[昼休み]
13:20~13:30
[会]
13:30~14:05
集合著作物との対比
獨協大学助教授 長塚真琴
14:05~14:20
ディスカッサント 比較法の視点から
香川大学助教授 潮海久雄
14:20~14:55
著作権法29条と15条
弁護士 前田哲男
14:55~15:30
職務著作と契約関係
弁護士 岡 邦俊
15:30~15:50
[憩]
15:50~16:05
ディスカッサント 日本法の視点から
大阪大学教授 茶園成樹
16:05~17:00
討議
18:00
閉会

開催前にこのページでご案内していたタイムテーブルに誤りがありました。茶園成樹氏と潮海久雄氏による両ディスカッサントが入れ替わっており(事前に会員に郵送された案内も同様です。),正しくは上記のようになります。また,上野達弘氏の所属は“成蹊大学”ではなく正しくは“成城大学”です。関係各位にお詫びして,ここに訂正いたします。



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